雪の積もった丘を背景に「認証ショット」を残す観光客ら=美瑛町観光協会提供(c)news1
雪の積もった丘を背景に「認証ショット」を残す観光客ら=美瑛町観光協会提供(c)news1

【03月09日 KOREA WAVE】「道路で写真撮影しないでください」。昨年、韓国人が最も多く訪れた、日本の代表的な旅行先である北海道のある地域で、韓国人観光客のマナーが問題になっている。

観光業界によると、日本の社団法人「美瑛町観光協会」がこのほど、一般観光客や旅行会社を対象に、美瑛訪問時の協力事項を発表した。

同町は日本最北端の北海道中部内陸に位置する地域だ。毎年冬になると大雪が積もり、きれいな記念写真を撮ろうと、韓国や中華圏から多くの観光客が訪れる。

一方、観光客の増加で、地元の地域住民が不便を強いられている。住民たちが自警団形式で巡回し、マナー違反の観光客に注意するなどしている。案内板も用意したが、被害が減っていない。

こうした状況を受け、美瑛町観光協会が旅行会社と一般観光客を対象に協力を求めた形だ。

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協会は「冬は道路の両側に雪壁ができて道路幅が狭くなるため、大型バスが駐車すると車両通行に支障が生じる」とし、バスの駐停車を控えるよう求めた。

また、観光客に対し、「道路上の写真撮影、農地での雪遊びをしないでほしい」と求めた。地元住民からは「道路が歩行者天国になってしまい、通行できない」「クラクションを鳴らしても、観光客がどかない」などの苦情が寄せられているという。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News