【2月7日 AFP】サッカーアジアカップ(2023 AFC Asian Cup)は6日、カタール・アルライヤン(Al Rayyan)で準決勝が行われ、ヨルダンが2-0で韓国を下して初の大会決勝進出を決めた。

 準決勝進出も初めてで、対する韓国よりも国際サッカー連盟(FIFA)のランキングで64位も低いヨルダンだったが、内容でも相手を上回った。

 一方で韓国をけん引する孫興民(Son Heung-Min、ソン・フンミン)にとってはいら立ちの募る夜となり、母国は1960年以来の優勝がまたもお預けとなった。

 チャンスを多くつかんでいたヨルダンは53分、中盤で韓国からボールを奪いとるとヤザン・アル・ナイマト(Yazan Al-Naimat)の今大会3点目のゴールで先制。さらに66分には、ムサ・アル・タマーリ(Mousa Al-Tamari)が相手ディフェンスを引き裂くと、ペナルティーエリア手前からシュートを流し込んで追加点を挙げた。

 韓国はアル・ナイマトとアル・タマーリのアタッカー2人のスピードやパワーに全く対応ができず、試合終了後に孫は信じられないという表情で腰に手を当てていた。

 ヨルダンは決勝で、開催国カタールかイランとの勝者と対戦する。(c)AFP/Peter STEBBINGS