【12月13日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は12日、タイとカンボジアが国境地域での戦闘を停止することで合意したと述べた。今回の戦闘では少なくとも20人が死亡している。

タイとカンボジアは、植民地時代に定められた約800キロの国境をめぐって対立しており、両国合わせて約50万人が避難を余儀なくされている。今週の戦闘再燃については、双方が責任を押しつけ合っている。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、「けさ、タイのアヌティン・チャーンウィーラクーン首相とカンボジアのフン・マネット首相と、両国で長年続いている戦争が非常に残念な形で再燃している件について、とても良い会談ができた」と投稿した。

「本日夕方からすべての銃撃を停止し、私と彼ら、そして偉大なマレーシアのアンワル・イブラヒム首相の助けによって結ばれた元の和平合意に戻ることに同意した」と、7月に成立した合意に言及した。

これを前にアヌティン氏は、トランプ氏との電話会談後に「カンボジアが停戦に従うことを世界に発表する必要がある」と述べた。「合意を破った側が状況を正すべき」としたアヌティン氏は、トランプ氏との会談は「うまくいった」としている。(c)AFP