【1月25日 AFP】サッカーアジアカップ(2023 AFC Asian Cup)は24日、カタール・ドーハなどでグループリーグの試合が行われ、グループDの日本は3‐1でインドネシアを下し、決勝トーナメント進出を決めた。

 日本は6分、上田綺世(Ayase Ueda)がジョルディ・アマト(Jordi Amat)に引き倒されると、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定によりPKを獲得。これを上田が自ら蹴り込んで先制点を挙げた。

 後半に入ってもペースを保った日本は、52分にサイドを突破した堂安律(Ritsu Doan)の低いクロスを再び上田が押し込み、リードを2点に広げると、さらに88分、ハットトリックを狙った上田のシュートがジャスティン・ヒュブナー(Justin Hubner)のオウンゴールを誘い、チーム3点目を奪った。

 インドネシアはその直後、サンディ・ウォルシュ(Sandy Walsh)がサポーターを元気づける1点を奪った。

 この結果日本は組2位での突破となり、E組首位との対戦が決まったため、決勝トーナメント1回戦で韓国と対戦する可能性がある。韓国は首位ヨルダンと勝ち点で並んで得失点差による2位につけており、25日の最終節ではマレーシアと対戦する。

 さらに準々決勝の対戦相手にはイランが浮上してきているが、森保一(Hajime Moriyasu)監督はこの挑戦から手を引くつもりはないと語った。

 指揮官は「われわれは覚悟して戦わなければいけないと思ってます。イランと韓国、アジアのトップレベルにある素晴らしい力のあるチームだと思っています」とし、「それぞれの国の特長を生かしたサッカー、われわれと違ったサッカーをするのでリスペクトしています」と述べた。

「優勝を争うというところではより高いレベルの試合ができる」

 一方敗れたインドネシアは組3位となり、25日の試合結果によって各グループ3位チームの成績上位に入れば、16強の可能性がある。(c)AFP