【1月22日 AFP】米大統領選に立候補していた共和党のロン・デサンティス(Ron DeSantis)フロリダ州知事は21日、選挙戦から撤退し、最有力候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領を支持すると表明した。

 デサンティス氏はX(旧ツイッター)に投稿した動画で、「勝利への明確な道筋が見えなければ、これ以上、支持者に時間や資金を提供してもらうわけにはいかない。よって本日、選挙戦を停止する」と述べた。また、「共和党予備選では有権者の大多数がトランプ氏にもう一度チャンスを与えたがっているのは明らかだ」と語った。

 共和党候補選び初戦となった15日のアイオワ州党員集会では、トランプ氏が得票率51%で首位に立ち、デサンティス氏は21%、ニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)元国連(UN)大使は19%にとどまった。

 23日に予備選が行われるニューハンプシャー州の支持率調査では、デサンティス氏はトランプ氏とヘイリー氏に大きく引き離されていた。

 これまでに最初の2州を制して敗北した候補者はおらず、トランプ氏がニューハンプシャー州で連勝すれば、指名獲得はほぼ確実とみられている。(c)AFP