【1月19日 AFP】サッカーアジアカップ(2023 AFC Asian Cup)は18日、カタール・ドーハなどでグループリーグの試合が行われ、グループBのオーストラリアは1-0でシリアを下し、決勝トーナメント進出を決めた。

 チーム初戦でインドに2-0で勝利していたオーストラリアは、ジャクソン・アーヴァイン(Jackson Irvine)が決めたこの試合唯一のゴールで勝利を収め、グループリーグ1試合を残して16強入りした。

 一方、オーストラリアと次節対戦するウズベキスタンはこの日、インドに3-0に勝利。2連勝で勝ち点6のオーストラリアと2ポイント差の2位につけて、決勝トーナメント進出に大きく前進した。勝ち点1のシリアが3位、勝ち点無しのインドが最下位となっている。

 グループCでは、パレスチナが10人のアラブ首長国連邦(UAE)と1-1で引き分け、16強入りに望みをつないだ。

 パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)でのイスラエル軍とイスラム組織ハマス(Hamas)による戦闘が続く中で行われた試合の前には、黙とうがささげられた。

 4万人以上の観衆がパレスチナへの声援を送る中、UAEは23分にスルタン・アディル(Sultan Adil)のゴールで先制したものの、37分にハリファ・アル・ハマディ(Khalifa Al-Hammadi)がペナルティーエリア内でのファウルで退場処分に。それでもUAEは、これで与えたPKをGKハリド・エイサ(Khalid Eisa)がセーブした。

 パレスチナは50分に相手オウンゴールで同点に追いついたものの、その後はエイサの好セーブに阻まれて追加点を奪えず、アジアカップ初勝利とはならなかった。

 それでもパレスチナは、最終節の香港戦に勝利すれば勝ち上がりが見込まれる。(c)AFP