【1月18日 AFP】サッカーアジアカップ(2023 AFC Asian Cup)は17日、カタール・ドーハなどでグループリーグの試合が行われ、グループAでは開催国で前回王者のカタールが1‐0でタジキスタンを下し、決勝トーナメント進出一番乗りを決めた。

 一昨年のW杯カタール大会(2022 World Cup)では3連敗を喫し、開催国として最低の成績に終わったカタールは、昨年12月にカルロス・ケイロス(Carlos Queiroz)前監督との契約を解除し、ティンティン・マルケス(Tintin Marquez)氏を新監督に就任させるというギャンブルに出たが、これが奏功して開幕戦に続く勝利を挙げた。

 3‐0でレバノンを下した試合で2ゴールを決めたアクラム・アフィフ(Akram Afif)が17分、アルモエズ・アリ(Almoez Ali)のスルーパスに抜け出して決勝点を挙げた。

 一方のタジキスタンは、終盤にアマドニ・カモロフ(Amadoni Kamolov)がアハメド・アル・ガネヒ(Ahmed Al-Ganehi)の顔を蹴ったとして今大会初の退場処分を受け、10人で試合を終えた。

 カタールはこの勝利により、1試合を残してグループ首位通過を決めたが、決勝トーナメント進出が確定する2位争いは混とんとしている。

 中国は同日の試合でレバノンと0‐0で引き分け、2戦連続のドローに終わったが、勝ち点2で2位につけており、タジキスタンとレバノンが勝ち点1で続いている。

 グループ最終戦では中国がカタールと、レバノンはタジキスタンと対戦する。(c)AFP