【1月5日 AFP】23-24スペイン1部リーグは4日、第19節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は後半アディショナルタイムにイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Guendogan)が決勝のPKを決め、アウェーでラス・パルマス(UD Las Palmas)に2-1で勝利した。

 バルセロナは12分に元所属選手のムニル・エル・ハダディ(Munir El Haddadi)に先制点を許したが、後半にフェラン・トーレス(Ferran Torres)のゴールで追いつくと、迎えた終了間際にギュンドアンが自ら獲得したPKを成功させた。

 前日に首位レアル・マドリード(Real Madrid)と2位ジローナ(Girona FC)がともに勝利した中、何としてでも白星が必要だったバルセロナ。中位ラス・パルマス相手に押される時間帯もあり、あまり勝利にふさわしい内容とはいかなかったが、これで上位2チームとの勝ち点差を7に戻してリーグ連覇へ望みをつないだ。

 同点で迎えた終盤には、カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のアトレチコ・パラナエンセ(Atletico Paranaense)から新加入したFWビトール・ロケ(Vitor Roque)がデビューし、鋭い動きを見せた。バルセロナでの自身初ゴールとなる逆転弾の決定機は逃したが、チームはその後のギュンドアンのPKで決勝点をもぎ取り、安堵(あんど)する結果となった。

 他会場ではアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)が2-0でセビージャFC(Sevilla FC)を下し、前日ジローナに3-4で敗れたアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を抜いて4位に浮上した。

 セビージャは降格圏からわずか1ポイント差の16位に沈んでいる。(c)AFP