【12月31日 CGTN Japanese】2024年は辰(たつ)年です。日本でも中国でも名前に「龍」の字がある人は少なくありません。中国の復旦大学に「可愛龍」というユニークな名前の教授がいます。可教授がこのほど開いた講座には多くの人がその名を慕って参加し、ネット上の講座案内には1万を超えるネットユーザーが「いいね」をしました。「可教授の名前はとてもユニークだから、明日サインをもらいに行く」とのコメントも寄せられました。

 実は可教授は「可愛い」だけでなく、とてもすごい人です。中国科学技術大学時代の友人によると、可教授は1991年に北京一零一中学(高校)から中国科学技術大学生物学部に入学し、1995年に学士号(生物学)を取得した後、米国に留学してジョン・ホプキンス大学で博士号を取得しました。可教授はリボ核酸(RNA)生物学分野の研究に尽力し、ノーベル賞を受賞したジェニファー・ダウドナ氏の指導を受けたこともあります。

 北京一零一中学によると、可教授は2019年6月20日の国際RNA学会第24回年次総会で、関連する学術研究における優れた貢献により、同学会のMid-Career Awardを唯一受賞しました。中国系学者で同賞を受賞したのは可教授が初めてです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News