【12月27日 Xinhua News】中国北京税関が26日発表した北京地区（北京に本社を置く中央企業を含む）の1～11月の貿易額は前年同期比0・7％増の3兆3200億元（1元＝約20円）で、全国貿易総額の8・8％を占めた。輸入は0・1％減の2兆7700億元、輸出は4・8％増の5497億8千万元だった。11月の貿易額は前月比5・1％増の3304億8千万元で年初来の単月最高を記録した。

　1～11月の保税物流による貿易額は13・7％増の2667億8千万元で北京地区貿易総額の8・0％、加工貿易額は3・9％増の1400億6千万元で4・2％、一般貿易額は0・7％減の2兆8600億元で86・2％をそれぞれ占めた。

　民間企業は26・1％増の3514億9千万元で10・6％、国有企業は横ばいの2兆4500億元で73・8％、外商投資企業（外資系企業）は8・2％減の5122億8千万元で15・4％を占めた。重点企業上位100社は3・9％増の2兆8400億元で85・4％を占め、「専精特新（専業化、精細化、特色化、斬新化）」の特徴を持つ小巨人企業（大きな成長が見込まれるスタートアップ企業）343社は7・6％増の121億5千万元だった。

　貿易相手先別では、上位5カ国・地域の欧州連合（EU）が5・3％増の3647億4千万元、米国が6・0％減の2324億元、東南アジア諸国連合（ASEAN）が4・9％減の2292億5千万元、ブラジルが56・4％増の1907億1千万元、オーストラリアが5・7％増の1722億4千万元となった。

　輸入商品上位5品目は、原油が5・3％減の1兆1700億元、未鍛造金が41・4％増の3369億5千万元、天然ガスが18・7％減の1980億元、農産物が1・8％減の1673億7千万元、自動車が21・1％減の1359億2千万元で、合わせて輸入総額の72・5％を占めた。

　輸出商品上位5品目は、石油製品が24・5％増の2千億5千万元、携帯電話が22・0％減の513億9千万元、鋼材が6・7％増の186億6千万元、集積回路（IC）が25・5％減の171億7千万元、自動車部品が22・6％増の158億3千万元で、合わせて輸出総額の55・1％を占めた。「新三様」（新たな定番3品目）と呼ばれる新エネルギー車（NEV）、リチウムイオン電池、太陽光発電製品のうち、電気乗用車（EV）が29・5％増の17億4千万元だった。(c)Xinhua News/AFPBB News