世界キムチ研究所(写真=世界キムチ研究所提供)(c)NEWSIS
世界キムチ研究所(写真=世界キムチ研究所提供)(c)NEWSIS

【12月25日 KOREA WAVE】韓国の世界キムチ研究所はこのほど、肥満対象者のキムチ摂取と体重減少との相関性を「コホート分析」という方法で明らかにしたと発表した。世界で初めての成果だという。

コホート研究とは、特定の要因に受けた集団と受けていない集団を追跡し、研究対象疾病の発生率を比較して要因と発生の関係を調べる研究法。

研究所のホン・ソンウク博士と中央(チュンアン)大学のシン・サンア教授の研究チームは計5万8290人の成人を対象に、13年間(2004~2016年)に及ぶ食事と身体計測データを分析し、キムチ摂取と肥満の関連性を調べた。

その結果、キムチを毎日2~3回(1回50グラム)ずつ食べた人は、1回以下の摂取群に比べて肥満指標である体質量指数が15%減少した。

特に肥満男性の場合、キムチには正常体重に戻す改善効果もあることが確認された。

また、研究チームは40~69歳の11万5726人を対象にキムチ摂取と肥満の関連性を分析し、男性は1日1~3回のキムチ摂取で肥満発病率が約12%低くなることも明らかにした。

世界キムチ研究所のチャン・ヘチュン所長は「キムチに抗肥満効果があることを人の大規模疫学資料で初めて確認した。キムチの優秀性を世界に広く知らせたい」と話した。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News