オンライン画像忘年会(c)news1
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【12月25日 KOREA WAVE】新型コロナウイルス禍が収束して初めてとなる今年の忘年会は、ほとんどがオフラインに戻った。ところが、オンライン忘年会が姿を消したわけではない。人数が多くて時間や会場設定が難しい場合や、遠方にいる人が参加するためにオンラインテレビ会議を通じた宴会は非常に便利なツールなのだ。

最近、あるコンピューター画面の前に、トナカイとウサギのカチューシャ、赤いマントなどで飾った人々が陣取った。2023年を締めくくる忘年会だ。一緒に事業を運営する人たちが1時間、和気あいあいとオンラインで時間を過ごし、1年を振り返った。

ハート形の黄緑色のサングラスと緑色の帽子を着けて参加したチョンさん(60代)は「チームのメンバーが全国各地にいるのでオンラインにした」と話した。

小児がんの子を持つ親(54)も最近、患者の家族とオンライン忘年会を開いた。全国にいる小児がん患者と家族が参加できるよう病院が用意し、約80世帯が参加。クイズなどを楽しんだ。

この親は「オフラインだと地方の患者仲間が仲間外れになりかねない。子どもは外に出られないのでオンラインで友達に会えて喜んでいた」と話した。

企業ではメタバースを活用した忘年会も開かれた。LGユープラスのメタバースチームは昨年に続き、今年も仮想現実で1年を終えた。約70人のメンバーが集まる会場の確保が難しいためだ。大規模飲み会に拒否感のある社員がいることも勘案した。

参加者たちの反応はおおむね好意的だ。アンケートでは「オフラインより一つの空間にいるという親しみがある」「ジェスチャーやチャットでコミュニケーションできるので便利だ」という意見が多かった。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News