【12月21日 AFP】スペインとメキシコのプロサッカー統括団体が、判定の「透明性」を高める目的で、主審とビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)担当者との会話を来年1月から公開することになった。

 スペインプロリーグを管轄するラ・リーガ(La Liga)とスペインサッカー連盟(RFEF)は19日、「VARレビューとピッチサイドモニターの使用後に、ピッチ上の主審とVAR担当との会話の画像および音声の公開を開始する」と発表した。

 連盟のウェブサイトに掲載された声明には「(録音されたものが)公式メディアチャンネルを通じて、試合終了後にのみ公開される」と付け加えられている。

 この計画は来年1月10日に開幕するスペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2024)の準決勝と決勝で施行され、同12日からは1部と2部リーグの試合でも導入される。

 この取り組みは、プロサッカーにおける「審判と大会自体の透明性を高めることを目的」としているという。

 一方でメキシコサッカー連盟(FMF)も19日、同じく審判の透明性を高めるべく、同様の措置を発表した。FMFのフアン・カルロス・ロドリゲス(Juan Carlos Rodriguez)会長は、VARは「判定基準を調和させることができ、その結果によって繰り返される論争を減らすことができる」と述べている。(c)AFP