【10月4日 AFP】9月30日に行われた23-24イングランド・プレミアリーグ第7節のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)対リバプール(Liverpool FC)戦で、リバプールのルイス・ディアス(Luis Diaz)のゴールが誤って取り消された問題で、英サッカーのプロ審判員協会(PGMOL)は3日、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の会話音声を公開した。

 この試合では、VARとアシスタントVARが、誤って下されたディアスのオフサイドの判定を覆さず、2選手が退場処分を受けたリバプールは1-2で敗戦。開幕からの無敗は7試合でストップした。

 PGMOLは「重大な人為的ミス」が誤った判断につながったことを認めたが、リバプールの怒りは収まらず、「上申と解決の必要性は明らか」なことから、選択肢を探っていくと話していた。

 これを受け、PGMOLは詳細なレポートと音声をプレミアリーグに提出。リーグはそれをリバプールを含めたプレミア20クラブと共有した。それによって、VARが試合の再開後にようやく間違いを認識していたことが明らかになった。

 VARのダレン・イングランド(Darren England)氏は、「チェック完了。問題ない。パーフェクトだ」と話したが、その後にリプレーオペレーターとアシスタントVARのダニエル・クック(Daniel Cook)氏が間違った判断だったのではないかと話し、リプレーオペレーターは試合を再度中断することを求めた。しかし、間違いに気づいたイングランド氏は悪態をついた後、「もう再開してしまった。どうしようもない」と話した。

 PGMOLは、「基準が期待に満たないものだった」と話し、「今後のミスのリスクを低減する」ための重要な教訓を三つ特定した。

 VARに関しては効率よりも正確性を重要視していくことを強調し、「新たなVARのコミュニケーション手順を定め、フィールド上の判断に関して、主審とVARチームとのコミュニケーションをいっそう明確化する」とした。

「このプロセスの追加のステップとして、今後VARはチェック結果をアシスタントVARと確認してから、最終判断をフィールド上の審判団に伝える」 (c)AFP