【12月19日 AFP】イスラエルが併合を宣言している東エルサレム(East Jerusalem)で、トルコの通信社のカメラマンがイスラエル警察の暴力で負傷したことを受け、米国は18日、「深く憂慮している」とし、責任を追及すべきとの見方を示した。

 トルコのアナトリア通信(AA)によると、負傷したのはカメラマンのムスタファ・ハローフ(Mustafa al-Kharouf)さん。15日、東エルサレムで祈るパレスチナ人を撮影しようとしたところ、イスラエル警察から暴行を受けた。

 イスラエル警察は、暴行に関与した警察官を直ちに停職処分としたと発表した。

 この事案について質問を受けた米国務省のマシュー・ミラー(Matthew Miller)報道官は、「記者に対する暴力行為、動画に捉えられていたおぞましい光景にわれわれは深く憂慮している」と述べた。

「動画が精査されて裏付けが取れるようであれば、関与した人物の責任は追求されるべきだろう」

 アナトリア通信によると、警察官らは「取材していたハローフさんに対し武器を向けた。その後、地面に倒して、殴る蹴るの暴行」を加えた。一緒にいたカメラオペレーターも暴行を受けた。

 一方でミラー氏は、イスラエル側が記者をあえて狙っている可能性について問われると、そのような事実を示す証拠はないと回答した。

 ハマスとイスラエルの武力衝突をめぐっては、これまでに報道関係者が何人も命を落としている。10月13日には、レバノン南部で記者グループが砲撃を受ける事案があり、ロイター通信(Reuters)の記者1人が死亡、AFP記者2人を含む6人が負傷した。

 AFPの調査では、記者グループに向けて発射されたのがイスラエル軍戦車からの砲弾だったとの結論に至った。ロイターが独自に行った調査でも同様の結論が出ている。(c)AFP