(c)news1
(c)news1

【12月18日 KOREA WAVE】韓国の大学修学能力試験(修能、日本の大学入学共通テストに相当)の結果が出たのを受け、オンラインコミュニティやSNSで最近、「修能満点者に地方大学を勧めて起きたこと」というタイトルの投稿が広がった。昨年、地方紙に寄稿された一市民の文章が再び注目されたのだ。

投稿者は、修能で満点を取った高校3年生と昼食を食べる機会があったといい、ソウル大学経営学科への進学を希望していたその本人と親に「釜山(プサン)大学にしたらどうか」と勧めた。

すると、一緒に食事していた人たちから「無責任なことを言うな」と批判を浴び、その高校生も意外な提案に目を丸くして理解できないという表情をしたという。

投稿者は「修能満点者が地方大学に行くことは人生を台無しにすることなのか。ソウルへの私たちの劣等感がどれほど根強いかを示している」と不満を述べた。

そして「ソウル大学で夢を叶えることも大切だが、修能満点という特別な才能を韓国社会のために活用してほしかった。修能満点者が地方に残ることが大した問題にならない社会を夢見ることは誤りではない」と結んだ。

今年の修能は全ての科目が難しく「不修学能力試験」とも呼ばれた。満点を取った学生は1人だったことが明らかになっている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News