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【12月13日 KOREA WAVE】年末の忘年会シーズンが本格化し、酔客を狙うスリが相次いでいる。ソウル地下鉄で検挙されたスリ容疑者は昨年より約2倍に増えた。狙われないようタクシーを利用する市民も少なくない。

ソウル警察庁地下鉄警察隊によると、今年11月末までに検挙されたスリ容疑者は計26人で、このうち15人が拘束された。昨年の検挙者(13人)の2倍だ。

スリは地下鉄や駅、路地で寝ている酔客を狙う。携帯電話を盗んでUSIMチップを取り出し、盗品を売買する業者に売るケースが多い。

新型コロナウイルス禍で飲み会をする会社員が減り、スリ被害も減少したが、昨年から再び増え始めた。

警察庁によると、スリの検挙件数は2020年の415件から2021年は211件に半減し、昨年347件に増えた。7月には江南(カンナム)、瑞草(ソチョ)の繁華街で酔客から1年間に5500万ウォン(約610万円)を盗んだ疑いで30代の容疑者が拘束された。

被害が集中するのは忘年会が多い12月。酔って眠りこけてしまう人が多い「ソウル郊外へ向かう地下鉄」での発生が特に目立つ。会社員(35)は「酒に酔って地下鉄で寝てしまうことがよくあり、不安だ。酒を少し減らして通りを歩こうと思う」と話した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News