当時の様子を撮影した監視カメラの映像(左の〇が患者、右が看護師)(c)news1
当時の様子を撮影した監視カメラの映像(左の〇が患者、右が看護師)(c)news1

【12月08日 KOREA WAVE】韓国の慶尚南道昌原市(キョンサンナムド・チャンウォンシ)の食堂で、突然意識を失って倒れた70代男性が偶然居合わせた非番の看護師の機転で事なきを得た。看護師が勤務する昌原の病院が5日、明らかにした。

病院の説明によると、18年目の看護師のキム・ヒョンジさん(39)は休日の昼食を食堂で取っていた。すると隣のテーブルで食事していた男性が突然倒れた。キムさんは状況を見て心停止の兆候があると直感した。

キムさんは、男性の家族が水を飲ませようとするのを制止して救急隊の出動を要請し、周囲の人たちと男性を食堂の外へ運んだ。そして庭に寝かせて心臓マッサージを施した。

こうした適切な応急処置で、男性は救急隊の到着までに徐々に回復。救急隊員は「現場で心電図を確認した時、心拍数が少し低いこと以外に大きな異常はなかった」と述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News