【11月20日 AFP】サッカーチェコ代表のDFブラディミール・ツォウファル(Vladimir Coufal)ら3選手が、欧州選手権(UEFA Euro 2024)予選の重要なモルドバ戦を前に、夜遊びが原因で追放された。チームが19日に発表した。

 イングランド・プレミアリーグのウェストハム(West Ham)でプレーするツォウファルの他、DFヤクブ・ブラベツ(Jakub Brabec)、FWヤン・クフタ(Jan Kuchta)が追放となった。チームはX(旧ツイッター)で、3人が「18日夜、代表のルールに対する重大な違反を犯した」と話し、「代表キャンプから即刻離脱した」と続けた。

 国内日刊紙スポルトのウェブサイトによると、3人は20日にモルドバ戦が行われる東部オロモウツ(Olomouc)のナイトクラブで遊んでいたことが発覚。記事の写真には、3人の他にチェコサッカー協会(FACR)の理事の一人も写っている。

 チェコは現在、予選グループEで2位につけ、最終節のモルドバ戦で引き分け以上の結果を残せば来年ドイツで行われる本大会出場が決まる。代表チームは1993年にチェコとして独立して以来、一度も欧州選手権の本戦出場を逃していない。

 アルバニアに0-3で敗れるなど、低調な試合が続いて自身も批判の的になっているヤロスラフ・シルハビー(Jaroslav Silhavy)監督は、3人の不適切な振る舞いは「非常に残念だし、大問題だ」と話した。

 3人は全員、1-1で引き分けた前節ポーランド戦で先発出場しており、監督は「次の試合も出られると期待していた」と話しつつ、「3人とも反省し、チームに謝罪したが、単純に手遅れだった」と続けた。(c)AFP