【9月8日 AFP】サッカーイングランド代表のギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督は7日、新型コロナウイルス対策の規則に「重大な」違反があったフィル・フォーデン(Phil Foden)とメイソン・グリーンウッド(Mason Greenwood)をチームから追放し、両選手がアイスランド警察から罰金を科されたことを明かした。

 サウスゲイト監督は報道陣に対し、「残念なことにきょうの朝、二人の若者が新型コロナウイルスのガイドラインに違反したとの通知があった」と話し、両選手の「甘さ」を指摘した。

 指揮官は違反内容についてコメントを避けたが、複数のメディアは両選手が規則に反してアイスランド滞在中に現地の女性二人と会っていたと報じている。

 これを受けてサウスゲイト監督は、マンチェスター・シティ(Manchester City)のMFフォーデンとマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のFWグリーンウッドを、UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2020-21)のデンマーク戦を8日に控えるチームから追放した。

 1-0で勝利した5日のアイスランド戦で代表デビューを飾った20歳のフォーデンと18歳のグリーンウッドだったが、7日にデンマーク入りするチームから離れ、別々に帰国することとなった。

 写真・動画共有アプリ「スナップチャット(Snapchat)」には両選手が女性と一緒にいる映像が投稿されており、レイキャビクのホテルに女性を連れ込んだという報道を受けてイングランドサッカー協会(FA)は、「アイスランドにいる間、フィル・フォーデンとメイソン・グリーンウッドはチームのプライベートエリアの外で時間を過ごした。これはわれわれに課された新型コロナウイルス対策の義務に違反している」と発表した。

「彼らはチームのホテルから出たわけではないが、これは許容できないプロトコル違反だ」と協会から批判された両選手は、レイキャビク警察から罰金25万クローナ(約19万円)を科されている。(c)AFP/Steven GRIFFITHS