【11月17日 AFP】サッカーW杯北中米大会(2026 World Cup)の南米予選は16日、各地で第5節の試合が行われ、ウルグアイが世界王者アルゼンチンを2-0で破った。アルゼンチンは無敗が14試合でストップ。コロンビアは2-1でブラジルを破った。

 アウェーのウルグアイは41分にDFロナルド・アラウホ(Ronald Araujo)のゴールで先制すると、87分にはカウンターからFWダルウィン・ヌニェス(Darwin Nunez)が追加点を奪い、試合を決めた。

 アルゼンチンはサウジアラビアに1-2で金星を与えた昨年のカタールW杯以来の敗戦で、今予選初黒星を喫した。

 コロンビアはFWルイス・ディアス(Luis Diaz)の2得点でブラジルに逆転勝ちを収めた。先月に父親がコロンビアの左翼ゲリラに誘拐されていたディアスは、75分と79分に立て続けにゴール。前週に解放され、この日はスタンドから観戦した父ルイス・マヌエルさんも涙を流して喜んだ。

 敗れたブラジルは追い打ちをかけられるように、レアル・マドリード(Real Madrid)のFWビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)が左太ももの負傷で27分で交代した。

 その他の試合では、ベネズエラとエクアドルが0-0の引き分けに終わった一方、ボリビアがペルーを2-0で下して今予選初の勝ち点を獲得し、最下位を抜け出した。チリとパラグアイもスコアレスドローとなり、ともに依然として本大会出場圏外となっている。

 南米予選は5試合を終え、この日まで4連勝していたアルゼンチンが勝ち点12で首位に立ち、ウルグアイが2ポイント差で2位に続いている。コロンビアは3ポイント差の3位に浮上した。(c)AFP