【11月15日 東方新報】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は14日、ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領との首脳会談とアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため、サンフランシスコに到着した。

 習国家主席はサンフランシスコ国際空港(San Francisco International Airport)で、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム(Gavin Newsom)知事、ジャネット・イエレン(Janet Yellen)財務長官ら米国代表の出迎えを受けた。

 関係が岐路に立たされる中、二国間およびグローバルな問題での北京市・ワシントン対話が大いに期待される。

 APEC事務局のレベッカファティマ・スタマリア(Rebecca Fatima Stamaria)事務局長は、世界の2大経済大国がこのような大切な時期に非常に重要な対話を行うことは、世界にとって他の機会への扉を開くことになると述べた。

 また、各国はより広い視野から世界の成長に拍車をかけることができる、より全体的な利益に目を向けるべきだと彼女は述べた。

 中国外交部は、習国家主席とバイデン大統領は中米関係を形成する上で戦略的、包括的、根本的に重要な問題や、世界の平和と発展に関する主要な問題について、綿密な意思疎通を図ると発表している。

 また、APEC首脳会議を利用して、アジア太平洋協力の深化と地域的・世界的成長の推進に関する中国の主要な提案について十分に詳しく説明する、と外交部は述べた。

 複雑な国際情勢の中、そして中米関係が重大な岐路に立たされている今、習国家主席の訪米は大いに期待されている。(c)東方新報/AFPBB News