【11月14日 東方新報】中国国家外為管理局が11月7日に発表したところによると、10月末時点の中国の外貨準備高は3兆1012億ドル(約469兆7698億円)で、9月末から138億ドル(約2兆904億円)減少した。外貨準備高が減少するのは3か月連続だが、減少幅は9月末より縮小している。

 これは主に米ドル高による世界的な資産価格下落の結果である。アナリストや政府関係者は、中国経済の回復が勢いを増していると指摘した。また、中国経済のファンダメンタルズは変化しておらず、外貨準備の安定維持に寄与している。

「主要国の金融政策期待、マクロ経済データ、地政学的要因により、米ドル指数は上昇し、その結果、世界の金融資産の価格は低迷した...したがって、為替差益の減少は、為替換算と資産価格の変動の複合的な影響である」と国家外貨管理局は述べている。

 10月には、米ドル指数は0.49パーセント上昇し、ドルの元に対する為替レートは0.64パーセント上昇したと、ニュースサイトの界面新聞が11月7日に報じた。

 また10月末現在、中国の金準備は7120万オンスで12か月連続で増加していることが、11月7日に中国国家外為管理局から発表されたデータで明らかになった。(c)東方新報/AFPBB News