9日に開かれた2023自動運転チャレンジの予備走行評価でラップタイムを計測される自動運転車(現代自動車グループ)(c)KOREA WAVE
9日に開かれた2023自動運転チャレンジの予備走行評価でラップタイムを計測される自動運転車(現代自動車グループ)(c)KOREA WAVE

【11月11日 KOREA WAVE】韓国の現代自動車グループは10日、大学生対象の自動運転車コンテスト「2023自動運転チャレンジ」リアルトラック(Real Track、実車開発部門)本選大会を京畿道龍仁市の龍仁スピードウェイで開催したと明らかにした。

自動運転チャレンジは、現代自動車グループが2010年から開催している国内最大規模の自動運転コンテストだ。今年は世界で初めて量産車ベースのサーキット自動運転レーシング競技として開催された。

通常のレーシング競技のように3台の自動運転車が同時にスタートし、1周2.7㎞の龍仁スピードウェイ左側コースを計10周を走り、どの車が一番先に決勝点を通過するかを競う。従来の自動運転チャレンジに比べて技術的難易度が高くなった。

通常のレーシング大会の規定が適用され、各車は予選のラップタイムが早い順に参加車両のスタート位置が割り当てられた。

9日に開かれた2023自動運転チャレンジの予備走行評価でラップタイムを計測される自動運転車(現代自動車グループ)(c)KOREA WAVE
9日に開かれた2023自動運転チャレンジの予備走行評価でラップタイムを計測される自動運転車(現代自動車グループ)(c)KOREA WAVE

多数の車両による高速自動運転という前例のない大会だけに、すべての参加車両はサーキットに出る前に自動運転の基本性能の点検を受けた。障害物回避や駐車位置順守などを完璧にこなした車両だけが最終参加資格を与えられた。

各車両は現代自動車のEV専用車種「アイオニック5」の最高速度である時速180km以上まで出すことができるが、4周目までは速度制限(時速100km以下)があり、これを守らなければならなかった。設定された制限速度を超えたり、追い越し規定、駐車規定に違反したりした車両は、総走行時間にペナルティが与えられた。また、決められたコースを離脱した車両は失格となった。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News