韓国百貨店3社、年末の雰囲気を盛り上げる…記念ショット「名所」先取り競争
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【11月03日 KOREA WAVE】韓国の新世界(シンセゲ)・ロッテ・現代(ヒョンデ)百貨店3社が、「ツリー・メディアファサード」(Media Facade)を展開するため、店舗の改装に乗り出している。早くも年末ムードを先取りし、記念写真で思い出を残そうとする顧客を引き付ける狙いだ。
メディアファサードとは、建物の外壁などにLED照明を設置し、メディア機能を活用して演出するものだ。ロッテ百貨店本店は現在、外観工事を進めている。来月からお目見えするクリスマスコンテンツを準備するためだ。ロッテ百貨店は今年もクリスマスツリーやイルミネーション、動く木彫り人形などでアナログ的なクリスマスを盛り上げる。
年末百貨店外観マーケティングの元祖・新世界百貨店本店もアップグレードした年末メディアファサードコンテンツを準備中だ。
新世界百貨店は2021年、「魔法のようなクリスマス」をテーマに本店の外観を140万個のメディアファサードを披露し、顧客の関心を集めるのに成功した。SNSでは記念写真の名所として話題になり、多くの人が集まった。来月中旬には新たなテーマで、本店メディアファサードを公開する。
ザ・現代ソウルも年末の準備に追われている。5階サウンズフォレスト空間は来月、大型クリスマスツリーと路地商店、街灯照明など多様な造形物で構成された「Hビレッジ」を設置する。Hビレッジでは、職人たちが住む小さな工房通りをメルヘンチックに表現する。X世代には過去の郷愁を、MZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)には新たな体験をプレゼントするという戦略だ。
ザ・現代ソウルに設置されるHビレッジは、3300平方メートル(1000坪)規模のクリスマス村として具現される。高さ13メートルの大型クリスマスツリーと120本余りのツリー、現代百貨店の16の全店舗を象徴する16のブティック(商店)とマルシェ(市場)、6000個余りの照明を設置する。
百貨店業界関係者は、「年末の雰囲気を盛り上げるマーケティングは、オンラインよりも、むしろ、顧客が時間をかけて年末の雰囲気を直接体験するオフラインチャンネルの方が注目されている。その中でも、顧客が長時間滞留する百貨店での取り組みが進んでいる」と説明した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News