【10月31日 Xinhua News】中国農業科学院油料作物研究所は、同研究所が管理・運営する大規模油料作物遺伝資源庫(ジーンバンク)がこれまでに収集した遺伝資源が4万4300種に達したと明らかにした。特に2021年以降は国内外のアブラナ、落花生、ゴマなどの収集・保存に力を入れ、7585種を追加した。

 研究所は豊富な遺伝資源を活かし、新種の育種にも取り組んでいる。中でも「双密高産技術(耐高密度高収量新種と密植高収量技術)」により湖北省襄陽市で試験栽培したアブラナ新種の「中油雑501」は、1ムー(約670平方メートル)当たりの収穫量が420キロ、油量が212キロとなり、冬季収穫量の記録を更新した。山東省東営市の塩類アルカリ性土壌で試験栽培した大豆新種の「中豆63」は、収穫量が257キロと全国の平均収穫量を上回った。高オレイン酸早生落花生の新種「中花215」は湖北省襄陽市での試験栽培で680キロの収穫量を記録し、長江流域の落花生収穫量の新記録を樹立した。(c)Xinhua News/AFPBB News