トルコ大統領、「帝国主義者」に立ち向かう 建国100年式典
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【10月30日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は29日、建国100年の祝賀式典で演説し、「帝国主義者」に立ち向かうと表明した。また、パレスチナ自治区への連携も示した。
エルドアン氏は、世俗的な建国者、ムスタファ・ケマル・アタチュルク(Mustafa Kemal Ataturk)初代大統領の霊廟(れいびょう)に献花し、功績をたたえる一方で、2002年以降政権を担ってきたエルドアン氏のイスラム系政党「公正発展党」の実績を強調した。
さらに同氏は演説で「われわれは成功し、勝利する。いかなる帝国主義者もこれを阻止することはできない」と述べた。
式典ではボスポラス海峡(Bosphorus Strait)を軍艦約100隻が通過、戦闘機による曲技飛行も行われた。
エルドアン氏はまた、「トルコは、バルカン半島(Balkan peninsula)やカフカス(Caucasus)地方、パレスチナ自治区など、助けが必要な人々に手を差し伸べる国だ」「(イスタンブールでの)パレスチナ人(との連帯)集会もその一環だ」と述べた。
同氏によると、イスタンブールで28日に行われたパレスチナ支持集会には、150万人が参加した。(c)AFP/Dmitry ZAKS