ベッカー氏招へいのルーネ、ジョコの成功の秘けつ「盗みたい」
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【10月22日 AFP】男子テニス、世界ランキング6位のホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)は、四大大会(グランドスラム)通算6勝のボリス・ベッカー(Boris Becker)氏をコーチに迎えたことで、同氏とのタッグを通じて世界1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に関する情報を得ることを期待している。
ジョコビッチと過去に3戦して2勝を挙げ、すでに多くを学んでいる20歳のルーネだが、2013年から2016年までジョコビッチを指導したベッカー氏から、内輪の情報を手に入れても損はない。
ルーネは「彼やラファ(ラファエル・ナダル<Rafael Nadal>)、ロジャー(・フェデラー<Roger Federer>氏)、ノバクから学べるのは素晴らしいこと」と話し、「彼らがやったことを少し盗めたらいい。多くの成功を収めてきた選手たちだから」とたたえると、「ボリスはジョコビッチのコーチとしても、選手としても結果を残した。彼の言葉が聞けるのがすごく楽しみだ」と期待した。
資産隠しなどの罪で英ロンドンの刑務所に服役していたベッカー氏は、2024年10月まで英国への入国を禁止されているが、それでもコーチに迎える判断は変わらなかった。
「そのことは考えなかった」としたルーネは、「もちろんルール(法律)は知っている。大きな問題ではないし、彼が渡航できるなら素晴らしいが、状況次第だ」と続けた。
ルーネはフェデラー氏の故郷で23日に開幕するスイス・インドア(Swiss Indoors Basel 2023)に出場予定で、ベッカー氏と直接タッグを組むのはここが初となる。昨年は準優勝しており、カルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が負傷欠場した中で注目が集まる。(c)AFP