【10月21日 AFP】ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)は20日、ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領がロシアをパレスチナのイスラム組織ハマス(Hamas)と同列視し、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領を「暴君」と呼んだことを非難した。

 バイデン氏は19日、ホワイトハウス(White House)の大統領執務室(Oval Office)から国民に向けて演説。「近隣の民主主義国を完全に消滅」させようとしているロシアとハマスに対して、米国はイスラエルとウクライナを支援しなければならないと訴えた。

 さらに「ハマスのようなテロリストや、プーチンのような暴君に勝利させてはならないし、させはしない。そんなことは私が許さない」と続けた。

 これに対し、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は記者会見で、「ロシア連邦やロシア大統領との関係で、このような論調は容認できない」「こうした発言は責任ある国家指導者におよそふさわしくなく、受け入れられるものではない」と反発。ロシアを「封じ込め」ようという米国の試みは徒労に終わると主張した。(c)AFP