動画:中国とラオス・ベトナム間、低温物流用貨物列車の運行開始
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【10月20日 Xinhua News】中国雲南省(Yunnan)玉渓市(Yuxi)の研和駅を16日午前、雲南特産の果物・野菜を積んだコールドチェーン(低温物流)用貨物列車2本が同時に出発した。1日後にそれぞれラオス・ビエンチャン、ベトナム・ラオカイに到着する。これにより、中国ラオス鉄道と中越鉄道を利用してコールドチェーン輸送を行う国際定期貨物列車が正式に運行を開始した。
中国鉄路昆明局集団によると、中国・ラオス間のコールドチェーン用貨物列車は中国ラオス鉄道によって運行される。雲南省の昆明市、玉渓市とビエンチャン間の双方向同時運行を実現し、所要時間は26時間。中国・ベトナム間は昆明市と玉渓市、河口ヤオ族自治県を結ぶ昆玉河鉄道と中越狭軌鉄道によって運行される。昆明・玉渓の両都市からラオカイまでワンストップ型の直行運転を行い、所要時間は20時間。これら2路線の定期列車は雲南が質の高い「一帯一路」共同建設への貢献、融合を果たし、鉄道沿線地域の共同繁栄を促進、ハイレベルな対外開放を拡大するための新たな活力をもたらしている。
中国鉄路昆明局集団貨物輸送部の陶檣(とう・しょう)副主任は中国とラオス・ベトナム間のコールドチェーン用貨物列車について、安全で安定的、適時性が高く、十分な輸送力と優れた性能の低温物流設備を備え、鮮度保持の度合いが高いといった特徴と強みを持つと説明。運賃を半減する措置も講じており、企業の物流コストを引き下げ、鉄道沿線地域の経済・貿易の発展を力強く促すとの認識を示した。
まずは昆明からビエンチャンまで1日1本、昆明からラオカイまで週1本運行する。今後は、利用者のニーズに応じて動態的に運行本数を調整するとしている。(c)Xinhua News/AFPBB News