【10月18日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)のイスラム組織イスラム聖戦(Islamic Jihad)は18日、ガザ市内のアフリアラブ(Ahli Arab)病院が攻撃され多数の犠牲者が出たのを受け、イスラエル軍が同組織に責任があると主張していることについて、「でっち上げ」だと反論した。

 イスラム聖戦は声明で、イスラエル空軍機が投下した爆弾が病院に着弾したと指摘。「敵であるシオニスト(イスラエル)はいつものでっち上げやイスラム聖戦への罪のなすりつけによって病院を爆撃して大量虐殺したことの責任から逃れようとしている」とし、イスラエルの主張は「誤りであり、根拠がない」と断じた。

 これに先立ちイスラエル軍の報道官は記者団に対し、病院が爆撃された時に近辺で航空作戦は行っていなかったと説明。病院に着弾したロケット弾は自軍のものではないとしていた。また、イスラム聖戦による攻撃であったことを示すアラビア語でのやり取りの録音データを公開するとしている。(c)AFP