ガザ病院攻撃、200人超死亡 ヒズボラ「虐殺」と非難、イスラエルは関与否定
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【10月18日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の保健当局は17日、ガザ市の病院がイスラエルの攻撃を受け少なくとも200人が死亡したと発表した。これを受けイランが支援するレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)は「大量虐殺」だと非難。一方、イスラエルは、ガザの武装組織が発射したロケット弾が原因だとし、関与を否定している。
ヒズボラはイスラム教徒やアラブ人に対し、18日を「敵に対する強い怒り」を示す日としたいとする声明を発表。「すぐに通りや広場に出て激しい怒りを表明する」よう呼び掛けた。
呼び掛けを受け、レバノンの首都ベイルート郊外アウカル(Awkar)の米大使館前では数百人の群衆が抗議デモを行った。AFP特派員によると群衆は「米国に死を」「イスラエルに死を」などと声を上げ、投石したり建物に火を付けたりした。
ベイルート市内のフランス大使館前にも数百人が集結。ヒズボラの旗を掲げたり、大使館の出入り口に投石したりした。
一方、イスラエル軍は、病院の爆発はガザのイスラム組織イスラム聖戦(Islamic Jihad)が撃ったロケット弾が着弾したことに伴うものとの分析結果を公表した。(c)AFP