【10月18日 AFP】 男子テニス、木下グループジャパンオープン(Kinoshita Group Japan Open Tennis Championships 2023)は17日、シングルス1回戦が行われ、前回王者で大会第1シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)は6-4、6-3でキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)を下し、初戦を突破した。

 今季ここまで、最も忙しいシーズンを送ってきた選手の一人であるフリッツだが、全米オープン(US Open Tennis Championships 2023)後はレーバー・カップ(Laver Cup)と上海マスターズ(Rolex Shanghai Masters 2023)に出場したのみで、少しアクセルを緩めていた。

 そのため試合後には、「以前よりも燃え尽きていないところが、アドバンテージになっていると思う」とコメント。「全米オープンが終わった時点では、自分がツアーで一番多く試合をこなしている選手だと思う」と話し、「だからアジア転戦は上海から始めるのがいいと思った。プレーに対する意欲があり、準備ができていると感じる」と続けた。

 フリッツは2回戦で望月慎太郎(Shintaro Mochizuki)と対戦。望月は、6-4、7‐6(7‐5)でトマス・マルティン・エチェベリー(Tomas Martin Etcheverry、アルゼンチン)を下した。

 米国勢では、ベン・シェルトン(Ben Shelton)が3-6、6-4、7-6(7-2)でダニエル太郎(Taro Daniel)に勝利したものの、第6シードのフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)は3-6、6-7(4-7)でアスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev)に敗れた。

 第2シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)は7-6(8-6)、6-3で綿貫陽介(Yosuke Watanuki)に勝利。第4シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)も4-6、7-6(7-4)、7-6(7-1)でジャック・ドレイパー(Jack Draper、英国)を退け、2回戦に進出した。

 その他日本勢は、島袋将(Sho Shimabukuro)が4-6、6-3、3-6でクリスチャン・ガリン(Christian Garin、チリ)に敗れた。(c)AFP