【10月13日 AFP】フランス北部アラス(Arras)で13日、刃物を持った男が学校を襲撃し、教師1人が死亡、2人が負傷した。警察と現地当局が明らかにした。

 警察筋によると、男はイスラム教徒が多数を占めるロシア南部チェチェン(Chechen)共和国出身で、仏当局に安保上の潜在的脅威として把握されていた人物だった。氏名は発表されていない。

 負傷者は、複数回刺された警備員1人と教師1人。警備員は重傷を負っているという。

 別の警察筋は、負傷した生徒はいないと話した。

 ジェラルド・ダルマナン(Gerald Darmanin)内相はX(旧ツイッター)に、男は警察に拘束されたと投稿した。

 匿名を条件にAFPの取材に応じた警察筋の話では、初期捜査により、男が「アラー・アクバル(神は偉大なり)」というアラビア語の言葉を叫んだとの情報が入っているという。

 検察のテロ対策部門は、テロ事件として直ちに捜査を開始したと明かした。

 フランスには、ユダヤ人とイスラム教徒の大きなコミュニティーが存在する。パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)が先週、イスラエルへの攻撃を行って以降、緊張が高まっている。

 エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は12日に行った演説で、国内582の宗教・文化施設で警察による警備を強化すると発表していた。

 また同日には、フランス政府がパレスチナを支持するあらゆるデモを禁止するとの方針を示し、物議を醸している。(c)AFP