【10月7日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビの砂漠で、約150匹の猫が置き去りにされているのが見つかった。多数は死んでいたが、一部は救出されたという。動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」が6日、明らかにした。

 PETAはUAEに対し、今回の「残虐行為」に関して行動を起こすよう求めている。

 PETAアジア支部のジェイソン・ベーカー(Jason Baker)副会長はAFPに、同支部として、「猫を砂漠に捨て、渇きと飢え、容赦のない暑さでむごい死に方をさせた犯人の逮捕と有罪判決につながる情報の提供者には5000ドル(約75万円)の報奨金を提供する」と述べた。

 UAE当局は5日、「捨て猫事件に関する捜査」を開始したと発表。この「非人道的な」行為の犯人には、あらゆる「行政・法的措置」を取ると明言した。ただし、猫がいつ、何匹置き去りにされていたのかは明らかにしていない。

 ソーシャルメディアには、砂に埋もれた猫や、辛うじて立っている猫の画像や動画が拡散されているが、AFPは真偽を検証できていない。(c)AFP