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【10月04日 KOREA WAVE】韓国で10代の青少年が中毒に陥る頻度が最も高いのはアセトアミノフェン系の解熱剤であることが、疾病管理庁が9月27日に発表した実態調査でわかった。これにベンゾジアゼピン系の神経安定剤が続いた。中毒者の75%が女性だった。

調査結果では、10歳未満の小児は化粧品など家庭内の事故で中毒になる場合が多く、高齢層では農薬による中毒事故が多数を占めた。

健康保険統計年報によると、化学物質、薬物、自然毒などによる中毒患者は国内で年間約10万人発生する。

実態調査は昨年6月1日から今年5月31日まで実施した最初の1年間の調査結果だ。14の市・道、15の救急医療機関で計5997人の中毒患者が発生した。

年齢は▽20代(19.0%)▽70代以上(14.5%)▽40代(14.4%)▽50代(14.0%)――の順だった。主な原因は治療薬物(51.5%)、ガス類(13.7%)、人工毒性物質(11.9%)などだ。

家庭内での発生が73.5%と圧倒的に多く、形態は経口70.2%、吸入14.2%などの順。死亡事例は5997件のうち1.7%に当たる102件だった。

原因となった物質は全年齢帯で治療薬物が最も高い割合を占めた。特に10代の80%が治療薬物の使用で中毒になっていた。10代の患者数636人のうち474人(75%)が女性だった。

10代の中毒物質1位のアセトアミノフェン系解熱剤の割合は21.1%、2位ベンゾジアゼピン系神経安定剤は19.2%だった。ともに治療薬物だ。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News