ウェイクフィールド氏死去、57歳 元Rソックスのナックルボーラー
発信地:ワシントンD.C./米国
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【10月2日 AFP】米大リーグ(MLB)のボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)などで19シーズンにわたってプレーし、ナックルボールを武器とした唯一無二のスタイルを築いたティム・ウェイクフィールド(Tim Wakefield)氏が1日、脳腫瘍のため57歳で死去した。
レッドソックスがチームのシーズン最終戦の前に発表した。筆頭オーナーのジョン・ヘンリー(John W. Henry)氏は「彼の優しさと不屈の精神は、ナックルボールと同じくらい伝説的だ」と話し、「われわれをグラウンド上で魅了するだけでなく、記録の枠を超え、彼の温かさと誠実さに触れた無数の人にまでレガシーを広げたまれなアスリートだ」とたたえた。
ウェイクフィールド氏は、ピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)入団当初の一塁手としては芽が出なかったが、ナックルを習得して投手に転向すると、マイナーリーグを経て1992年にMLBデビュー。パイレーツを解雇された1995年にレッドソックスに加入すると、球団史上3位となる186勝を挙げた。
2004年には、1918年以来となるチームのワールドシリーズ制覇に貢献し、2007年にも世界王者を経験した。MLB通算200勝を挙げて2012年に引退し、その後はレッドソックス戦のテレビ解説も務めていた。(c)AFP