【9月29日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区発展改革委員会は25日、自治区最大で南部初の揚水発電所となる若羌(チャルクリク)揚水発電所が同日、バインゴリン・モンゴル自治州のチャルクリク県で本格的に着工したと明らかにした。

 同発電所は発電容量が210万キロワット、年平均発電量が設計ベースで26億2500万キロワット時、建設期間が81カ月、総投資額が約165億元(1元=約20円)で、国家「揚水発電中長期発展計画(2021~35年)」で決められた「第14次5カ年規画(十四五、2021~25年)」期間の重点実施プロジェクトとなる。電力会社の新華若羌抽水蓄能発電が投資、建設する。

 完成後、送電網のピークシフト能力を高め、クリーンエネルギーの確実な供給を促し、電力システム運営の安全保障を確保する。稼働後、標準炭換算で毎年約134万5千トンの石炭消費を節約し、二酸化炭素(CO2)排出量を約404万6千トン減らし、顕著な省エネと汚染物質・CO2排出削減の効果が期待できる。(c)Xinhua News/AFPBB News