【9月22日 CGTN Japanese】中国北西部の陝西省(Shaanxi)周至県(Zhouzhi)厚畛子鎮釣魚台村の村民、呉雲仙さんは18日午後1時半ごろ、帰宅途中に野生のジャイアントパンダが道を歩いているのを発見しました。パンダはその後、山林に駆け込んだとのことです。釣魚台村は秦嶺の奥地にあり、標高は1600メートルほどで、村の周りの山には竹林が分布しています。

 また、釣魚台村の村民である宋思庶さんは20日夜、自宅近くの畑にある見張り小屋で1頭のパンダを発見しました。宋さんは21日朝、自宅の裏庭でこのパンダを再び発見しました。このパンダが特に静かで身体状態が極めて悪く、病気の疑いがあるのを見て、宋さんはすぐに関係部門に報告しました。黒河森林公園の職員は速やかに上級部門に報告し、関連部門と連携して手当てをおこないました。

 21日午前11時30分ごろ、陝西省希少野生動物救護基地の救護員が現場に駆け付けました。現在、このパンダはさらなる治療を受けています。初歩的な判断によると、18日から21日にかけて釣魚台村に現れたパンダは同一のものとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News