【9月19日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)は18日、CFモントリオール(CF Montreal)のマトコ・ミリェビッチ(Matko Miljevic)が、「リーグに弊害をもたらす行為」を理由に解雇されたと発表した。

 22歳のミリェビッチが偽名を使ってアマチュアリーグでプレーし、リーグ規定に違反したとの報道が出る中、MLSは短い発表文の中で同選手との契約を解除したとしている。

 先週のカナダでの報道によると、ミリェビッチは試合中に他の選手の顔を殴ったとしてケベック(Quebec)州のアマリーグから追放処分を受けた。報じられるところによるとミリェビッチは偽名を使ってインドアサッカーのリーグ戦に出場しており、これがMLSの契約に違反したという。

 MLS側の発表では、ミリェビッチの違反行為について詳しく触れられていない。

 アルゼンチン人の両親のもとに米マイアミで生まれ、幼少期に家族とともに祖国に戻ったミリェビッチは、ボカ・ジュニアーズ(Boca Juniors)のアカデミー出身で、AAアルヘンティノス・ジュニアーズ(AA Argentinos Juniors)でプロキャリアをスタートさせた。

 21年にモントリオールに加入すると、リーグ戦35試合に出場し2ゴールを挙げている。(c)AFP