【9月16日 AFP】ロシア五輪委員会(ROC)は14日、国として2024年パリ五輪をボイコットするつもりはなく、ロシア選手は全員が中立の個人資格で参加するかどうか自由に選択できると明言した。

 2022年2月にウクライナへの侵攻を開始して以降、ロシアとその同盟国であるベラルーシは、複数の競技から除外される制裁を受けている。

 紛争は現在も続いているものの、国際オリンピック委員会(IOC)はロシアとベラルーシのアスリートについて、中立の個人資格で国際大会への出場を認めるよう勧告している。

 ROCのスタニスラフ・ポズドニャコフ(Stanislav Pozdnyakov)会長は同日のブリーフィングで「大会ボイコットはどこにもつながらない」とし、「われわれは自由な国で一緒に暮らしている。そう望むなら誰でも、その(中立旗の下で競技する)道を選べる」と述べた。

「ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は改めて、これは全ての人々の道徳的な選択であると非常に明確に語った」

 ポズドニャコフ会長はその一方で、「現在の勧告は実質的にはハードルが高く、わが国の多くのアスリートが五輪への参加を認められないだろう」との見解を示した。(c)AFP