【9月14日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領の次男ハンター(Hunter Biden)氏(53)と外国企業との関係に絡み、バイデン氏の弾劾訴追に向けた調査をケビン・マッカーシー(Kevin McCarthy)下院議長(共和)が関係各所に指示したのを受け、ホワイトハウス(White House)は13日、共和党側の主張には「根拠がない」との見解を示した。

 マッカーシー下院議長は12日、党内強硬派からの圧力を受け、弾劾調査の開始を承認した。共和党側は、ハンター氏をめぐる疑惑についてバイデン氏は国民に「うそ」をついていると主張している。

 これについてカリーヌ・ジャンピエール(Karine Jean-Pierre)大統領報道官は、「彼ら(共和党)は1年かけて大統領について調査してきたが、不正の証拠は一切見つかっていない」と指摘。「大統領は不正を働いていないのでそれは当然のことだ」と語った。

 さらに、「下院共和党内にすら証拠はないと言っている議員がいる」とし、弾劾調査は「政治的な動き」だと批判した。(c)AFP