【9月11日 AFP】ウクライナ国防省情報総局は11日、黒海(Black Sea)にあり、2015年以降ロシア側が支配していた石油と天然ガスの採掘プラットフォームを奪還したと発表した。

 このプラットフォームは、2014年にロシアに一方的に併合されたクリミア(Crimea)半島とウクライナ南西部オデーサ(Odesa)州の中間付近に位置する。

 同局は「ウクライナ軍は通称『ボイカ・タワーズ(Boyka Towers)』(プラットフォーム)を奪還した」と発表。

 さらに、「作戦のある段階で、船に乗ったウクライナの特殊部隊とロシアの戦闘機スホイ30(Su30)の間で戦闘が起きた」とし、戦闘機は「被弾して退却を余儀なくされた」と明らかにした。

 同局が公開した動画には、小型船が同プラットフォームを周回した後、兵士が上空に向けて発砲する様子が映っていた。

 ロシア側が貨物船の安全な運航を保証する合意から離脱して以降、ウクライナ、ロシア両軍共に黒海での攻撃を強化している。(c)AFP