運搬から入・出庫まで…韓国・物流ロボットの先端技術を一挙公開
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韓国の物流・流通分野展示会である「SCMフェア2023」が6~8日、京畿道高陽市の会議・展示施設「キンテックス」で開かれ、自動化システムなどスマート物流技術、サプライチェーン・マネジメント(SCM)ソリューションなど、物流産業における先端IT技術が披露された。
今年は90社余りが300ブースで参加した。物流ロボットを開発する「Floatic」「MARO ROBOTTECH」「KN」をはじめ、倉庫自動化システムをサービスする「Auto Store」、マシンビジョン専門企業「COGNEX KOREA」、航空機開発会社「KENCOA AEROSPACE」なども参加した。
Floaticは昨年、SCMフェアで初の試作品を公開した。今年は自律走行搬送ロボット(AMR)とロボット管制プラットフォームソリューションを披露した。ロボットの実際の作業環境を盛り込んだデモ映像もブースで上映した。
MARO ROBOTTECHは2015年から物流ロボットMシリーズを披露している。この製品はQRコードによる位置認識技術を活用して精度を高めているのが特徴だ。MARO ROBOTTECH側は「物流作業場によるカスタマイズでき、複雑な環境でも構築可能だ」と説明している。
KNはスマートピッキングソリューションを発表した。物流センターの多様な高さに対応できるテレスコーピング方式CTUと無人運搬車(AGV)混合で構成した。3Dビジョン認識技術で、PVC(ポリ塩化ビニル)トートボックスと紙ボックスを混合して使用できる点が特徴だ。
AutoStoreはキューブ型倉庫自動化システムを構築するノルウェーのメーカーだ。韓国ではLGグループの中核的な総合ITソリューション企業「LG CNS」が納品パートナーを引き受けた。2016年の新羅免税店を手始めにロッテマートオートフレッシュ義王(京畿道)・釜山センターにソリューションを導入している。
KENCOA AEROSPACEは都心航空モビリティ(UAM)専門子会社「KENCOA Aviation」や5G技術会社である米セローナ(Celona)とともに展示に参加した。KENCOAは今年初め、セローナと業務協約を締結し、5G分野で協業している。
(c)KOREA WAVE/KOREA WAVE/AFPBB News