WTAファイナルズ、今年はメキシコ開催で決定 サウジは落選
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【9月8日 AFP】女子テニス協会(WTA)は7日、シーズン最終戦のWTAファイナルズ(2023 WTA Finals)について、メキシコの人気リゾート地カンクン(Cancun)で10月29日から11月5日にかけて開催されると発表した。シングルスの年間上位8人およびダブルスの同8組で争われる同大会の開催地をめぐっては、サウジアラビアが筆頭候補と報じられていた。
WTAによると、大会の開催地については関係者が「プロセスを通じ、名乗りを上げてきた多くの候補地を検討」した上で、「選手のロジスティクス、渡航の利便性、会場の収容人数、女子テニスへの支援や大会の見せ方など複数の要素に基づいて」決定したという。
WTAファイナルズは近年開催地が定まっておらず、昨年は米テキサス州フォートワース(Fort Worth)のディッキーズ・アリーナ(Dickies Arena)で行われた後、今年もここまで場所が決まっていなかった。
WTAのスティーブ・サイモン(Steve Simon)最高経営責任者(CEO)は6月、「難しく、挑戦的」な議題であるとしつつ、WTAファイナルズの開催地としてサウジアラビアを「検討している」と述べていたが、マルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)氏やクリス・エバート(Chris Evert)氏ら女子テニスの伝説的選手からは、反発の声が上がった。
サウジアラビアは近年、スポーツイベントに巨額の資金をつぎ込んでおり、一部では人権問題を覆い隠す「スポーツウオッシング」だと批判されている。
一方、男子プロテニス協会(ATP)は先月、ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ(Next Gen ATP Finals)について、2027年までサウジアラビアのジッダ(Jeddah)で開催すると発表している。(c)AFP