デジタルヒューマン関連商品が実体経済にデジタルの翼を与える
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【9月9日 東方新報】「杭州市(Hanzhou)の244人に一人はライブ配信のMC(メインキャスター)で、12人に一人はライブ配信業界で仕事をする人」。杭州市商務局の武長虹(Wu Changhong)総経済師は8月8日、「再定義・ライブ配信の生命力-2023AIイノベーション発表会」の席上で「ライブ販売中国第一都市」と称される同市のライブコマース業界の盛況ぶりをこのように表現した。
発表会では、「謙尋(杭州)控股(ホールディングス)」の子会社「杭州謙語智能科技」と「羚客(杭州)網絡技術」が、それぞれ最新の人工知能(AI)の応用成果としてAIデジタルヒューマンによるライブ配信業務とワンストップAIスマートライブ配信総合サービスプラットフォームについて発表を行った。
「謙尋(杭州)控股」の董海鋒(Dong Haifeng)董事長は、「AIデジタルヒューマンはハイクオリティーのライブ販売がもはや大手ブランドの専用手法ではなくなり、技術革新のおかげで関連企業やブランド製品のコスト低減が可能となり、実体経済にとって、まさにデジタルの翼を与えたような効果を発揮している。AIデジタルヒューマンはブランド製品のレベルアップしたライブ販売の時代を到来させた」と語る。
杭州市が属す浙江省(Zhejiang)政府からもライブコマースの促進に関する通知が発表され、デジタルヒューマンによる配信やメタバース空間での消費活動など新型商取引をサポートすることが示されている。
武総経済師は「杭州市の2022年のオンライン小売り販売は1兆元(約201兆円)を突破し、浙江省のオンライン小売り販売の40パーセント近くを占めた。市のEコマース成長額は1929億元(約3兆8853億円)で市全体のGDPの10.3パーセントを占め、市の経済発展の新しいエンジン、新たな動力になっている」と説明する。
杭州高新技術産業開発区(濱江)管理委員会洪潮(Hong Chao)副主任は「一連の支援政策を通じて、区をライブ配信産業の規範が整備された発展の新段階に導き、『ライブ配信産業第一区』とすることに全力をあげている」と紹介する。現在同区にはライブ販売Eコマース企業300社余りが集まっており、上流、下流の関連企業1000社近くにその影響力を及ぼし、22年の全営業収入は200億元(約4031億200万円)を超え、全国のライブコマース百強地区の首位の座を占めている。
ライブコマースは今や大衆の目に留まる注目産業だが、従来の業務の内部プロセスは、多くをマニュアル処理に依存し、運用効率の低いものだった。それが最近数年間で、AI、メタバースなどの新技術が次々に取り入れられ、仮想MCやデジタルヒューマンMCも次第に大衆に受け入れられるようになってきた。
謙尋グループは商品販売業者の販売効率を高めるため、2020年に「デジタル化戦略」を始動し、業界初のワンストップAIスマートライブ総合サービス「SaaS(Software as a Service)プラットフォーム」―羚客システムを構築し、中小の企業に対してライブコマースのトータルチェーン式解決プランを提供している。
董董事長は「AIデジタルヒューマンはしっかりとした専門性があり、情緒も安定し、永久に疲労しないという利点があり、企業は複製でき、管理でき、反復できるデジタル資産を蓄積することが可能です。この技術の発達で、誰もが普遍的にその恩恵を享受できる『技術平等』の革命が起きたのです」と強調する。
謙尋グループは技術革新とビジネスのアップグレードの継続と同時に、積極的に「科学技術の社会貢献」を推進している。
「杭州謙語智能科技」と国務院直属の国営通信社「新華社(Xinhua)通信」国家重点実験室は、発表会の席上で協議書を締結し、AIデジタルヒューマンによる農村振興援助計画をスタートさせた。
また同社と浙江省の老舗企業協会とはデジタルヒューマン合作プロジェクトを立ち上げ、老舗企業の振興を共同で模索することを決めた。
杭州市商務局の武総経済師は「謙尋のAI関連製品の発表は、杭州のライブコマース企業の課題を解決する素晴らしい取り組みとなりました。謙尋は今後もさらなる努力と革新を続けて、ライブコマース業界のために、産業発展の大海原を開拓していただきたい」との賛辞を述べた。(c)東方新報/AFPBB News