【9月5日 CGTN Japanese】 中国西部の四川省(Sichuan)にある成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地は4日、23歳の雌の高齢パンダ「成功(チェンゴン)」が獣舎内で死んだことを発表しました。

 同パンダ基地で3日朝、雌の高齢パンダのチェンゴンが獣舎内で死にました。チェンゴンは23歳で、人間の70~80歳に相当する年齢でした。

 チェンゴンは最近も正常に餌を食べており、糞の量や体重も正常で、体毛にはつやがあり、状態は全体的に良好でした。2日夜には夜勤の飼育員が、健康状態が良好であることを確認していました。チェンゴンは死んでいるのが見つかった時に、体の左側を下にのびのびと寝そべった状態でした。周囲には前の夜に食べ残したタケノコの皮が大量にありましたが、獣舎内に異常は見られませんでした。

 パンダ基地は3日午後、四川省内の病理学専門家、動物病理学専門家などと共同で病理学分析と総合評価を実施しました。

 チェンゴンは2000年9月11日にパンダ基地で生まれた双子パンダの姉で、映画『カンフー・パンダ』の主人公のモデルになった「功仔(ゴンザイ)」や、「和琪(ホーチー)」「和美(ホーメイ)」「和興(ホーシン)」「和盛(ホーシェン)」「和風(ホーフン)」「和雨(ホーユィ)」「和花(ホーファ)」「和叶(ホーイエ)」の9頭の母親です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News