【9月3日 CGTN Japanese】中国南西部の四川省(Sichuan)にある成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(以下:パンダ基地)はこのほど、観光客2人が見学の際、パンダにタケノコや落花生を与えたとして、パンダ基地への入場を生涯禁止されたと発表しました。

 39歳の男性観光客は8月26日、パンダ基地を見学した際、子パンダの屋外運動場にいたパンダにタケノコを与えていたことが明らかになりました。また、もうひとりの51歳の女性は同日、子パンダの屋外運動場にいたパンダに落花生を与えました。

 職員は無断でパンダに餌を与えようとする観光客を止め、観光客が持ち込んだ餌を速やかに撤去しましたが、2人のマナーの悪さやパンダに危害を及ぼす可能性のある行為に鑑み、パンダ基地への入場を生涯禁止することにしました。

 検査と観察の結果、2頭のパンダの体の状態は正常であることが明らかになりました。パンダ基地は1頭1頭の体調を引き続き見守り、パンダの健康と安全を確保するとしています。

 今年4月にパンダ基地がマナー違反の状況を報告し始めてから、4カ月余りの間に19人がパンダに餌を与えたり、水をかけたり、挑発するなどのマナー違反で基地への入場を禁止されており、入場禁止期間は1年、5年から生涯までさまざまです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News