【9月5日 Xinhua News】中国内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)通遼市(Tongliao)のホルチン左翼後旗公安局は1日、一連の大規模な個人情報侵害事件を摘発し、容疑者157人を逮捕したと発表した。容疑者らは通信アプリ「微信(Wechat、ウィーチャット)」の個人アカウントを大量に購入し、海外の詐欺グループに転売して利益を得ていた。被害を受けたアカウントは5万余りに上る。

 同公安局は2021年12月、管轄内の住民が大量に購入した微信の個人アカウントを転売して利益を得ているとの情報を入手。容疑者らが2018年の時点でアカウントの転売を始めていたことを突き止めた。

 警察官60人余りからなる12の捜査チームがこのほど、湖南(Hunan)、広東(Guangdong)、福建(Fujian)各省など24省(自治区・直轄市)に出向いて集中摘発を実施。157人を公民個人情報侵害や情報ネットワーク犯罪活動など30余りの容疑で逮捕した。(c)Xinhua News/AFPBB News