【8月31日 AFP】ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)は30日、民間軍事会社ワグネル(Wagner)の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏が先週、搭乗機の墜落事故で死亡したことについて、計画的殺人も含めあらゆる可能性を調査していると発表した。

 大統領府のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は記者団に対し、重大事件を担当するロシア連邦捜査委員会(Investigative Committee)が調査を行っており、国際的な見解をあおぐことはないだろうと述べた。連邦捜査委は、計画的殺人などの犯罪を含めいかなる可能性も排除していないという。

 大統領府は、6月にワグネルがモスクワに向けて進軍したことへの報復として、大統領府が墜落を画策したとの臆測を強く否定している。当局は航空法違反の可能性を調査しているが、詳細は明らかにしていない。(c)AFP